筆者は手汗や代償性発汗を含め多汗症で悩まれている方の対策として重視されるべきなのは精神的な面での改善だと思います。
同じ生活環境で同じ量の汗をかく多汗症の人がいても深刻に悩む人もいれば、そんなに悩まない人もいたりします。なぜそのようなことがおこるのでしょうか。
言い換えるとそれは人によって苦しいと思う感情が強く起こったり強く起きなかったりするからです。なぜ感情の起こり方に違いがあるかというと、その場面で自動的に頭をよぎる考えに違いがあるからです。
例えば人前で大量の汗をかく場面で考えてみます。悩みの強い人は周囲の人が自分の汗に注目していて、それをみっともないと思っている、恥ずかしいなどと考えますが、悩みの少ない人は自分は汗をかいているが生理現象でたいしたことではない、自分ではどうしようもない、恥ずかしくない、周囲の人はそれを見ても何も思わないだろうという風に考えるのです。
この悩みの強い人のような苦しい感情を生む考え方を悩みの少ない人のような自分の生きやすいような考えに是正するのを認知療法と呼びます。
自分が汗をかいていても周りの人がそれを悪く思うと考えるのは自分が勝手に想像していることにすぎません。逆に人間らしさ、親しみやすさといった良いイメージを抱かせているかもしれません。いずれにせよ、あなたが悩まなければならないほど、周りの人も自分以外の他人に興味がないのではないでしょうか。

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